歩いていける世界遺産





沖縄が琉球になる以前の話、三山(さんざん)という時代に造られた文化遺産があります。

それが座喜味城址(ザキミグスクアト)です。

ハコブネの南2キロ、歩いて20分、車で5分くらいの場所です。







座喜味城址は、「琉球王国のグスク及び関連遺産」として

2000年にユネスコ世界遺産に登録されました。

評価された点をざっくりというと、ポイントは3つ。


1.後世に伝えるべき特異な文化的な価値がある。

2.伝説ではなく、事実としてあったことが確認できる。

3.今の人々の暮らしにも明白な関連がある。


詳しくは、ユネスコHPで確認できるので、興味のある方は覗いてみてください。







グスクは漢字で城と書きます。

時代背景から軍事拠点を連想しがちですが、その目的には諸説があります。

それは、

お祈りをする場所説、村の中心説、有力者の居城説。


グスク誕生時の社会は狩猟採集から農耕社会への移行期で、

統一された国はなく各地で300を超えるグスクがあったそうです。

この時代の推計人口は多くて6万人くらいらしく

そうすると一世帯5人としても1グスク40世帯にしかなりません。

軍事拠点というには小規模な印象ですね。







時は進み、グスク時代後期あたりに鉄器が伝来し農業生産性と共に人口が増え、

各地に按司(アジ)と呼ばれる領主が誕生したと伝えられています。

有力な按司は領地拡大のために争い始め、やがて北部、中部、南部に3つにまとまり、

最終的に中部の按司 察度(サット)が北部と南部を制圧。

それにより琉球王国の基盤が整い、琉球王国誕生へと繋がっていきます。

座喜味城は、察度が北部制圧のあとにその勢力が再興しないよう睨みを効かしつつ、

南部の様子を伺うため、護佐丸(ごさまる)に命じて築城されました。


そのため、眺め最高です!







現在の座喜味城址は公園になっておりいつでも無料で入場できます。

曲線が美しい城壁、石造のアーチ、整備された松並木、広い芝生などがあり、

散歩したりピクニックしたりするのにもちょうど良い場所です。


近くには琉装の貸し衣裳屋さんがあるので、

鮮やかな琉球装束をまとって世界遺産をバックに記念撮影もおすすめです。

歴史をもっと知りたい人には、公園内にあるユンタンザミュージアムもお勧めです(現在はコロナで休館中)。





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