バナナは、種類が多い。
繊維として衣服に使うもの、料理に使うものなどあるけど、ハコブネのバナナは果物。
今日収穫したバナナは、葉っぱの一番高いところで5m近くになる品種。
房の重さは片手でギリギリ持てるくらいで、後で測ったら約10Kg、豊作だ。
バナナは多年草。
木じゃないから、断面に年輪はない。
収穫は、一本の茎あたり1度きり。
茎は実った後はすぐに腐って臭くなるので、切り倒す。
でも茎の根本で繋がってるから、近くから新しい茎が次々生えて来る。
肥料さえあげれば、数年は甘い実を収穫できる。
果実は、花がついて実が太るまで、今週かな、来週かなとワクワクしながら待つのは楽しい。
けど、木じゃないから、収穫した後に体感で50〜60Kgくらいある茎を処分するのは、毎度骨が折れる。
処分するために運び出すの力はいるけど、コツさえ掴めば小分けに切るのは簡単。
茎の縦に走る繊維に直角に鋸の歯を当てて、力を入れずに引くと、あっけなく切れる。
切って暫くは、切り口からは小麦粘土みたいな匂いの水分が溢れ出てくる。
このバナナ汁は、衣服についたら黒いシミになる。
熱湯で煮ないと落ちないから、バナナ収穫用の服はいつも決めている。
バナナは、熟してから食べごろになるまであっという間。
前は茎から切り離した状態で室内に吊るしていたけど、小さな房でも付け根から花芽まで40cm以上あって重いし、食べごろになるとあっという間に房から実が外れてポロポロ取れちゃう。
だから今は収穫して直ぐに、小さな房に切り分けて追熟している。
味は小分けにしてもしなくても、甘くて美味しい。
そのまま食べても美味しいし、バナナケーキしても絶品だ。
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